Kembali
庭木として植えられる。また田畑の畔に植えられて、土地の境界の目印にされたりもする[9]。幹は木釘に加工されて利用される[5]。 純白の花は「卯の花」とよばれて、古くから初夏のシンボルとして愛され[7]、詩歌に詠まれて親しまれてきた[9]。清少納言の随筆『枕草子』には卯の花と同じく初夏の風物詩であるホトトギスの鳴き声を聞きに行った清少納言一行が卯の花の枝を折って車に飾って帰京する話がある。近代においても唱歌『夏は来ぬ』で歌われるように初夏の風物詩とされている。 慣用句「卯の花腐くたし」は、5月下旬の長雨を指し、卯の花(ウツギの花)を腐らすほどの雨を意味する[10][7]。季語としては「花の雨」と「五月雨」との間で[10]、俳句にも頻繁に使われる[7]。ウツギの花言葉は、「思い出」「気品」とされている[7]。
Ajukan