Kembali
落葉広葉樹の低木で、樹高は1 - 2.5メートル (m) になり[3]、よく分枝する[3]。樹皮は灰褐色から茶褐色で、老木は縦に裂けて短冊状に粗く剥がれる[4]。若い樹皮は茶褐色で、縦に浅く裂ける[4]。枝は生長すると髄が失われて中空になる[6]。株立ちし、樹皮は灰褐色で、古くなると剥がれる[6]。新しい枝は赤褐色を帯び、星状毛が生える。 葉の形は変化が多く、長さ5 - 12センチメートル (cm) の卵状長楕円形から卵状披針形になり、葉柄をもって対生する[3]。葉身は厚く、星状毛が生えてごわごわした感じになる[6][9]。 花期は5 - 7月[6]。枝先に円錐花序をつけ、直径10 - 15ミリメートル (mm) の白い花を多くまとまってつけ、垂れ下がって咲かせる[3]。普通、花弁は5枚で細長いが[3]、八重咲きなどもある[7]。雄蕊は長短5本ずつあり、花糸に翼がある[9]。萼には星状毛が生える[6]。 果期は9 - 10月[3]。果実は蒴果で、直径4 - 6 mmの椀形のような球形をしている[3]。果実の先端には花柱が残る[3][4]。秋に熟すと3 - 4裂し[6][3]、冬でも枝に残っていることが多い[4]。 冬芽は対生し、卵形で星状毛のある芽鱗に包まれ、枝にも星状毛が密生する[4]。ふつう、枝先に仮頂芽が2個つき、芽鱗は8 - 10枚ある[4]。冬芽のわきある葉痕は三角形で、維管束痕が3個ある[4]。
Ajukan